リウマチ情報館

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変形性関節症(OA)

変形性関節症(OA)は、リウマチ性疾患の一つで、外傷や加齢に伴う骨・軟骨の変形が原因とされている分類に属しています。変形性関節症(OA)は関節リウマチ(RA)と間違えられやすい病気です。関節の痛みや腫れという点では、変形性関節症は関節リウマチによく似ていますが、変形性関節症は関節リウマチと違い、全身症状が見られません。

高齢化社会が進むにつれて、変形性関節症の患者数は増加しています。患者数の増加は、高齢者のQOLだけでなく要介護などの大きなリスク要因です。60歳以上になると症状の程度に個人差があるものの変形性関節症の症状があるといわれています。症状がよく見られる関節は、体重がかかる比較的大きな荷重関節の股関節や膝関節、足関節、脊椎などです。体重がかからない非荷重関節である手関節では、発症は少ない傾向にあります。

変形性関節症とは、関節軟骨を中心に関節部分に変性が起こり、慢性の関節炎による痛みやこわばりを伴い、関節の機能障害を引き起こす病気です。変形性関節症の原因は、怪我や病気による二次性の場合は原因が明確ですが、変形性関節症の多くを占める一次性では、軟骨がどうして変性するかにについて解明に至っていません。そのため、一次性の変形性関節症の原因療法や根治療法はなく、関節機能を再建する人工関節置換術が進歩している一方で、中程度以下では、保存治療や民間療法といった対症療法に頼っている状態です。

変形性関節症:指

指が変形してくるため関節リウマチ(RA)と間違えられやすいです。加齢に伴う指関節に起こる変形性関節症としては、ヘパーデン結節(DIP関節、指の一番先の関節)、ブシャール結節(指の二番目の関節)、拇指CM関節症(親指の付け根)があります。
この中で多いのがヘパーデン結節で、多くは両側性に発生します。手指(人差し指に好発)の第一関節に腫れ・痛み・変形の症状があり、運動障害(関節の曲げ伸ばしが困難な状態)をきたします。ヘバーデン結節と関節リウマチの見分け方(違い)は、指の第一関節だけに腫れや変形がみれれるならヘバーデン結節の可能性が高いです。
関節リウマチの場合は、手指の第二関節や手首、膝や肘関節など全身に症状が現れます。ただし、関節リウマチでも第一関節に病変が現われることもあり、第一関節だけだからといって完全に関節リウマチを否定することはできません。専門の病院で血液検査やレントゲン撮影で病変を確認するのが良いようです。

変形性関節症:膝(変形性膝関節症)

年齢を重ねるにつれて膝の痛みを訴える人が多くなりますが、膝が痛くなる病気のなかで変形性膝関節症が最も多く、中高年齢者に多いのが特徴です。変形性膝関節症の症状は、初期は動作開始時の痛みですが、病期が進むと動作中の痛みが現われてきます。階段昇降(特に降りるとき)の痛みが特徴的です。更に病期が進むと歩行が困難になり日常生活に支障が出てきます。適切な治療が必要になります。

変形性関節症:股関節(変形性股関節症)

日本の変形性股関節症は、先天性股関節脱臼や先天性臼蓋形成不全といった股関節疾患の既往がある場合に発症することが多く、圧倒的に女性に多いのが特徴です。変形性股関節症は、老化による股関節の変形によっても起こります。いったん痛みが出てくると、症状が次第に悪化していまうのも特徴です。

※変形性関節症(OA): osteoarthritis

 - リウマチの種類と特徴

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