リウマチ情報館

関節リウマチの原因・症状・合併症・治療やリウマチの基礎知識についての情報サイトです

若年性関節リウマチ

若年性関節リウマチとは「若年性特発性関節炎」のことで、16歳以下で発症する原因不明の病気です。発症6ヶ月以内にどのような病型をとるかにより全身発症型(急性発症型、スチル病)、多関節型(成人型)、小関節型の3つのタイプに分けられます。型によって症状・経過・治療方法・予後が異なります。

成人の慢性関節リウマチ(RA)と異なり、関節症状以外の症状として発疹・心膜炎・肝脾腫・リパ節脹腫・ブドウ膜炎など異なる病態を伴います。成人の慢性関節リウマチ(RA)との共通点は、どの型も最終的には関節面が破壊されて拘縮が起こる可能があることです。

若年性関節リウマチの症状の特徴としては、発熱・発疹・朝のこわばりがあります。全身発症型の殆どでは1日の中で上下の激しい熱(36℃~39℃以上)がある症状が特徴です。多関節型や少関節型では発熱があっても全身発症型のような高熱ではありません。また、全身発症型の約70%に見られる発疹(鮮やかなピンク色の小さい発疹)の症状は、他の型では殆ど見られません。

成人の関節リウマチと同様に若年性関節リウマチにも特徴的な「朝のこわばり」があります。「こわばり」とは関節を長い時間動かさないとこわばって関節運動が難しくなる症状です。小児では「朝のこわばり」が著しいといわれ、低年齢ではこの「こわばり」をはっきりと訴えられませんから、周りの人の日常の観察が重要になります。

小児は成長過程にありますから、成長が障害されることがあります。例えば、顎関節に「こわばり」があると口を開くのが困難になり、下顎の成長が遅れることで小顎症になることがあります。
若年性関節リウマチの治療において、小児に使用できる非ステロイド性抗炎症薬や抗リウマチ薬は少ないため、症状を抑えることを難しくしている原因になっています。また、薬物療法のほかに運動療法やリハビリといった治療も重要ですが、遊びに組み込むなどの工夫が必要ですし、痛みを伴う場合は嫌がりますから、これらの治療が難しいこともあります。
障害のある関節やその程度によりますが、日常生活の工夫が必要です。治療を含め日常生活についても医師と相談するのがよいです。

 - 関節リウマチとは

PC用

PC用

  関連記事