リウマチ情報館

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関節リウマチの病因

関節リウマチの病因(病気の原因)はよく分かっていません。関節リウマチ(RA)は、病気が直接遺伝する遺伝病ではなく、何らかの遺伝的素因に、ウイルス感染などの環境因子が加わって、免疫の異常が起こり、その結果、関節リウマチを発症するといわれ、遺伝的因子30%くらい、他環境因子70%くらいではないかと考えられています。

関節リウマチ(RA)の遺伝的素因としては、HLA-DR4型のHLAを持つ関節リウマチの人が多く、この遺伝子が免疫システムの異常に関連しているのではないかと考えられています。
関節リウマチの原因としての環境因子としては、何らかの病原体の感染が考えられており、ウイルス(Epstein-Barrウイルス、レトロウイスル、パルボウイルスB19など)や大腸菌などの関与が考えられています。

関節リウマチ(RA)は免疫の異常が原因であるため自己免疫疾患(自分の免疫機構が自分の臓器を攻撃する疾患)とされています。関節リウマチ(RA)の患者の血液中には免疫グロブリンの成分と反応するリウマチ因子が高頻度で見られますが、このリウマチ因子は関節リウマチ(RA)患者の血液中に見つからないこともあれば、健康な人に見つかることもあります。

関節リウマチの原因は未だに解明されていませんから、決定的な原因療法はありません。ただし、関節リウマチ(RA)に関係しているサイトカインが分かってきており、そのサイトカインの働きを抑える薬(生物学的製剤、抗サイトカイン療法)が注目されるなど、関節リウマチの原因究明は進んでいます。

※HLA(Human Leukocyte Antigen):白血球と血小板に存在する抗原で、細胞のレベルで自分と他人(自己と非自己)を見分ける、親から子供に受け継がれる自他認識のマーカーです。

※リウマチ因子・リウマノイド因子(RF):関節リウマチ(RA)患者の血清中に高頻度で現われる免疫グロブリンG(IgG)と反応する抗体です。

※サイトカイン:免疫系や造血系などにおいて、細胞間で情報を伝達している物質(液体因子)の総称です。代表的なサイトカインとしては、免疫反応や炎症反応のときにリンパ球や単球が分泌するリンホカインとモノカインというサイトカインがあります。ウィルス感染時に産生されるインターフェロンもサイトカインです。

 - 関節リウマチの原因

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