リウマチ情報館

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関節リウマチとサイトカイン

関節リウマチ(RA)の原因は未だに解明されていませんが、関節リウマチ(RA)の関節組織にはサイトカインが深く関与していることから、関節リウマチ(RA)とは、滑膜細胞を主病変として、TNF-αを中心とするサイトカインの過剰産生に伴う骨関節性疾患とも定義できます。

関節リウマチ(RA)の滑膜の特徴としてはTリンパ球の集積が挙げられます。活性化されたTリンパ球は様々なサイトカインを産出し、関節の本来の滑膜細胞を活性化させて炎症を引き起こします。

炎症と関節破壊に関与している炎症性サイトカインという物質の発見により、バイオテクノロジーの力を借りて炎症性サイトカインの働きを特異的に抑える薬(生物学的製剤、遺伝子操作による人工的な薬)による治療法(抗サイトカイン療法)が開発されていますが、副作用を含め有効性についての見当が必要のようです。

※サイトカイン:サイトカインとは、細胞の情報伝達に関わるタンパク質の総称で、ホルモンのように明確な産生臓器はありません。サイトカインは種々の細胞から分泌されて、比較的局所的に作用することが多い物質です。免疫、炎症、アレルギー、形態形成、造血機構、内分泌系、神経系に関与しますが、それらに関わる諸々の病気にも関係しています。サイトカインの種類は多く、多様で複雑な機能をもっています。1つのサイトカインに複数の作用がある一方で、複数のサイトカインに同一の作用があり、サイトカイン産生には種々のサイトカインが相互に依存しています。

※リンパ球:リンパ球は免疫反応の要として生体防御に働く重要な白血球の一つです。白血球には、リンパ球(免疫グロブリン産生に関わるBリンパ球、細胞性免疫に関わるTリンパ球、細胞障害作用をもつNK細胞など)や、顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)や単球(マクロファージ)があります。単核球(顆粒球やマクロファージ)は貪食作用をもち、抗原提示やサイトカインの産生などに働きます。白血球の中で、最も数が多いのは好中球で約半数を占め、次に多いのはリンパ球で約35%を占め、他血球はごくわずかです。

 - 関節リウマチの原因

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