リウマチ情報館

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抗CCP抗体検査

比較的新しい自己抗体検査に抗CCP抗体の血液検査があります。関節リウマチ(RA)の早期診断の重要性は良く知られていますが、発病初期であるほど診断が難しく、経過観察をしているうちに進行してしまうこともあります。かつては関節リウマチ(RA)診断に用いられる自己抗体はリウマチ因子(RF)だけでした。このリウマチ因子検査による関節リウマチ(RA)の早期診断の不確実性を補う検査として登場したのが抗CCP抗体という血液検査です。

抗CCP抗体の検査方法は感度・特異度に優れ、早期関節リウマチでも診断確度が高く、関節リウマチ(RA)の診断基準を満たさなくとも、抗CCP抗体の数値が高い場合は、関節リウマチ(RA)である、または将来関節リウマチ(RA)と診断される可能性が考えられます。
このように抗CCP抗体は関節リウマチ(RA)の診断に有効な検査であるとして、2007年から健康保険の適応の検査になっています。ただし、関節リウマチ(RA)と確定診断できない場合の補助としての検査であること、また同検査において陰性の場合は3月に1回に限り、という保険適応になるための条件があります。

抗CCP抗体は一般にCRPや血沈のように関節炎の活動性を反映(リウマチの活動性と相関)しませんから、定期的な測定は行われません。
抗CCP抗体における数字の高さと重症度の関連ははっきりしていませんが、関節リウマチ(RA)を発病する数年前から血中に存在しており、不良な予後と相関しているとされています。

  • ※抗CCP抗体: 抗環状シトルリン化ペプチド抗体(Anti-cyclic citrullinated peptide antibody)
  • ※感度=リウマチ患者で検査が陽性になる割合
  • ※特異度=リウマチ患者以外で検査が陰性になる割合
  • ※診断確度=リウマチ患者をリウマチと診断できる割合

 - 関節リウマチの診断

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