リウマチ情報館

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関節リウマチに合併の病気

関節リウマチは関節に炎症が起きるだけの病気ではなく、様々な関節以外の症状(合併症)を伴いやすい全身性の病気です。関節リウマチの炎症が酷いと関節外症状として、発熱(38℃以下の微熱)、倦怠感、体重減少などが現れます。関節リウマチ患者の6割以上が合併するという貧血をはじめとして、重大な病気を合併することがあります。

関節リウマチの合併症の原因は、慢性の炎症に起因している場合や、治療に用いる薬剤による副作用もあります。関節リウマチの合併症の中で、比較的合併しやすく注意を要する病気に、肺疾患、血管炎、骨粗鬆症、アミロイドーシス、シェーグレン症候群などがあります。

関節リウマチは全身の臓器障害を合併することがありますから、関節の症状だけでなく全身の症状にも注意することが必要で、そのためには、定期的な診察と検査をうけることが大切です。

関節リウマチの合併症

 呼吸器

呼吸器に現われる合併症としては、間質性肺炎、胸膜炎、結節性肺病変、気管支拡張症、細気管支炎、肺炎などがあります。間質性肺炎には、リウマチによる「リウマチ肺」と抗リウマチ剤による「薬剤性肺炎」があり、間質性肺炎が進行すると肺線維症になることがあります。

 循環器

循環器系に現われる合併症としては、心膜炎、心アミロイドーシスなどがあります。

 消化器

消化器に現われる合併症としては、胃潰瘍、胃炎、腸管アミロイドーシスなどがあります。

 泌尿器

泌尿器系に現われる合併症としては、間質性腎炎、アミロイド腎症、糸球体腎炎、尿路結石、膀胱炎などがあります。間質性腎炎には、リウマチ自体によるもの、薬剤によるもの、シェーグレン症候群の合併によるものがあります。糸球体腎炎では、蛋白尿やネフローゼ症候群をきたしますが、リウマチ自体によるの腎炎よりも、薬の副作用による薬剤性腎炎が多いといわれています。アミロイド腎症でも、蛋白尿やネフローゼ症候群をきたします。

 感覚器

感覚器に現われる合併症としては、血管炎に起因する目の強膜炎や、シェーグレン症候群の合併によるドライマウス(口腔内乾燥症)やドライアイ(乾燥性角結膜炎)などがあります。

 造血器

造血器系の合併症としては、貧血、白血球減少・血小板減少などがあります。貧血は関節リウマチ患者の多くに認められる症状です。白血球減少・血小板減少の多くは、治療薬剤による副作用です。

 皮膚

皮膚に現れる合併症としては、皮下結節(リウマトイド結節)、胼胝(たこ)、出血斑や紫斑、皮膚潰瘍や指趾壊疽などがあります。紫斑は高γグロブリン血症や血管炎などで現われます。血管炎による皮膚潰瘍や指趾壊疽は難治性です。

 神経系

神経系に現われる合併症としては、末梢神経障害や手根管症候群などがあります。

 - 関節リウマチの合併症

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