リウマチ情報館

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アミロイドーシス

関節リウマチ(RA)の合併症の中でも二次性アミロイドーシスは消化管・腎臓・心臓などの臓器障害を起こし、予後が良くない合併症です。関節リウマチ(RA)で炎症が慢性的に続くと、炎症刺激で産生されたサイトカインの作用で、肝臓でアミロイドの前駆物質である血清アミロイドAタンパク質(SAA:serum amyloid A)が過剰生産されて、その分解や処理が不十分になって、アミロイド蛋白(AA: amyloid A)が臓器に沈着することでアミロイドーシスという合併症を発症します。

アミロイドーシスとは、アミロイド蛋白という繊維状の異常蛋白質が臓器に沈着することで機能障害が起こる病気の総称です。関節リウマチ(RA)の合併症である二次性アミロイドーシスの症状は、発症する臓器によって異なります。
早期からアミロイドが沈着しやすいのが胃や十二指腸といった消化管で、二次性アミロイドーシスの初発症状は、消化管の症状であることが多いようです。消化器症状としては、便秘と下痢を繰り返す、吐き気、腹部膨張満腹感などが多く、腸管アミロイドーシス(アミロイドが腸管に沈着)が進行すると、難治性下痢や吸収不良をおこして、腸管の蠕動運動が低下します。
消化器症状と同様に、二次性アミロイドーシスの症状が現われやすい臓器が腎臓です。腎臓の症状としてはネフローゼ症候群(顔や足のむくみ)や蛋白尿があり、進行すると腎機能低下をきたして腎不全の原因になります。
循環器症状としては、不整脈・心臓の肥大・心筋虚血などがあり、進行すると心不全の原因になります。

二次性アミロイドーシスの治療は、関節リウマチをしっかり治療することで炎症を抑えて、アミロイドAタンパクが過剰産生されないようにすることです。関節リウマチ自体の治療がアミロイドーシスの発症を予防し進行を抑制することになります。

※関節リウマチ(RA)による二次性アミロイドーシスを発症する大きな要因として血清アミロイドAタンパク質(SAA)がありますが、SAAの分解障害や、AA沈着の足場になる物質やAA沈着を安定させる物質も関与していると考えられています。

 - 関節リウマチの合併症

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